計算根拠の詳細

気象データに関して

Open Meteoサイトによる、2025年10月のコース上の下記地点、日時における以下の気象データ予測値に準拠
1区:スタート地点(N33.72°、E130.97°)11日12~15時
   および第1CP(N33.60°、E131.19°)11日16~19時
2区:第1CP 11日19~21時
   および第2CP(N33.52°、E131.42°)11日22時~12日1時
3区:区間内中間点(N33.45°、E131.50°)12日1~8時
4区:区間内中間点(N33.36°、E131.50°)12日7~11時
(N:北緯 E:東経)

【WBGTとは】
人間の熱バランスに影響の大きい3要素(気温、湿度、輻射熱)を取り入れた温度の指標
(詳細は環境省「熱中症予防情報サイト」参照)
本件の場合、WBGTは、上記各地点の気温、相対湿度、風速、全天日射量の予測値から、以下に記載の式により推定している。
小野雅司ら(2014):通常観測気象要素を用いたWBGTの推定.日生気誌,50(4),147-157.
doi:10.11227/seikisho.50.147

付近の観測地点における2010~2024年の時間別平均WBGT(環境省熱中症予防情報サイトより。単位:℃)
10/11 行橋 :12時21.4 15時20.9
10/11 中津 :15時20.5 18時18.1 21時17.2
10/11豊後高田:21時16.8 24時16.3
10/12 院内 : 3時14.2
10/12 大分 : 6時16.3  9時20.0 12時21.0

脱水量の計算根拠に関して

以下の方式でWBGT・運動量・脱水量の相関を求めた。
(1)作者自身のランニング記録から消費カロリー、METsを推定のうえ、運動前後の体重増減や水分補給記録から脱水量を推定。
(2)環境省熱中症予防情報サイトやその他気象データから各運動時のWBGTを推定。
(3)2022年1月~2024年12月における上記作業の3年間の記録から運動量・WBGT・脱水量の相関を推定した。
(4)作者自身の体脂肪率や基礎代謝を測定の上、(3)の相関を標準化した。なお、作者自身の相関データは、一般成人男性の水準にあるとみられる。
ここで求めた結果は下記海外文献記載のデータやグラフに類似していたが、詳細は個々の身体条件やコンディションにより異なる可能性がある。
【参考文献】
・(独)国立健康・栄養研究所「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』」 2012.4.11改訂
・Scott J. Montain, PhD, and Matthew Ely, MS “Water Requirements and Soldier”, Borden Institute, P21, P41
・Institute of Medicine of the National Academies “Dietary Reference Intakes for Water, Potassium, Sodium, Chloride, and Sulfate”, 2005

カーボンフットプリント計算に関して

経済産業省「カーボンフットプリントガイドブック2009-2011」に記載のモデル例をもとに、500mlペットボトル1本あたりカーボンフットプリントを350gとした。
なお、原材料調達、生産、流通、廃棄・リサイクルの各段階のCO2排出量を合算した量に相当する。

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