世界の地表の気温:
2011-2020年は、1850-1900年と比較し既に1.1℃
上昇(※)
対策をとっても当面は上昇を継続
「記録的な猛暑の発生確率が240倍に高まった」との研究結果も
グラフ、気温予測の出典は以下。
SYNTHESIS REPORT OF THE IPCC SIXTH ASSESSMENT REPORT(AR6) Longer Report PP.6-7
猛暑確率の出典は、気象庁気象研究所などの研究チームの2022年9月の発表による。詳細は下記など。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/204314
脱水などの量は暑さ指数、消費カロリーに相関
【暑さ指数とは】
人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱(ふくしゃねつ)の3つを取り入れた温度の指標
(資料)
Scott J. Montain, PhD, and Matthew Ely, MS
“Water Requirements and Soldier”, Borden Institute, P21, P41
Institute of Medicine of the National Academies “Dietary Reference Intakes for Water, Potassium, Sodium, Chloride, and Sulfate”, 2005
暑く脱水が多いとスポーツドリンクが重要になるが、
真水とのバランスは難しい
血液の塩分濃度が低下し低ナトリウム血症(水中毒)や脱水を誘発
ボストンマラソン完走者の12~13%が低ナトリウム血症
スポーツドリンク内の糖分で虫歯、高血糖のリスクエリートアスリートの49%に未治療虫歯、87%はスポーツドリンク常用
(参考)
Christopher S.D. Almond, etc.“Hyponatremia among Runners in the Boston Marathon“, The New England Journal of Medicine, April 14, 2005
University College London “Elite athletes have poor oral health despite brushing twice daily”, August 23, 2019
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/08/190823080012.htm
脱水のパフォーマンスへの影響:3%で飲酒運転と同レベル
・体重比1%の脱水で△12% 、体重比3%で△25%
この考え、危険です。